スペイン語で「私(僕)、もうワクチン打ったよ」は、Ya me he vacunado.や Ya me he puesto la vacuna. と言います。他には、例えば「モデルナ社の1回目、2回目、3回目の摂取をしたよ」は、tener動詞を使ってTengo la primera/segunda/tercera dosis de Modernaと言うこともできます。特に回数を出さずに「決められた回数の接種を全て終えたよ」と言いたい時は、Tengo la pauta completa を使うといいでしょう。
バレンシアの人にとって、今回のtoque de queda(外出禁止令) は初めての出来事ではありませんでした。最初は1981年2月23日、スペインを震撼させたクーデターが起こった日です。クーデターの首謀者の一人ミランス=デル=ボスク中尉が率いる第三師団はバレンシアに司令部が置かれていたので、バレンシアに向けて大戦車部隊が送られ威厳令が敷かれました。その時、午後9時~翌朝7時まで市民の外出が禁止されたのです。今回バレンシアに外出禁止令が出されたのは2021年8月ですが、同じように深夜1時~翌朝6時まで外出が禁止されたので、1981年の出来事を思い出す人も多かったようです。
ha cerrado nueve parques desde las 9:00 hasta las 15:00.
毎年夏になると熱波や山火事のニュースが沢山流れてきますが、今夏は日本で東京オリンピックが開催されたこともあり、東京の高温多湿な気候について書かれた新聞が多く見られました。いくつかの新聞タイトルを紹介します。下に行くほど、読むのが辛くなるのでご辛抱!。
①El país del sol caliente:“Es insoportable este calor...
y encima viene un tifón”
「灼熱の太陽の国:耐えられない暑さ…それに台風も来る」
*日の昇る国 El país de sol naciente を皮肉ったタイトルを付けています。
②Los ciclistas, tostados por el sol.
太陽で焼け焦げてしまった自転車競技の選手。
③El tenis en Tokio, un horno entre las cigarras.
東京でテニス、蝉(せみ)に囲まれた竃(かまど)のよう。
④“Nunca he competido en condiciones tan extremas”.
「こんな過酷な状態で戦ったことがない。」*ある選手の言葉
⑤El calor y la humedad hacen que el “verano de Tokio” sea el peor de la historia de los Juegos Olímpicos.暑さと湿気が”東京の夏”をオリンピック史上最もヒドイものにした。
日本の夏は海外勢にとって予想以上過酷だったようですね。とりあえず、東京オリンピック期間中に大きな地震が来なくて良かった...。
YouTuber(ユーチューバー)は、男女同形なので冠詞で区別をします。男性なら、el YouTuber、女性なら、la YouTuberと言います。スペインで有名なYouTuberには、ElRubiusさん、Colladoさん、WillyRexさん、Auron Play さんがいます。中でもElRubiusさんは、漫画を出版したり、お笑いを披露したりと幅広く活動しています。
YouTuberの発音は「ユーチューベル」。このままカタカナ読みして十分通じます。
数独はpasatiempo(娯楽ゲーム)の1つですが、他にはcrucigrama(クロスワード)やpuzzle(パズル)、 rompecabezas(ジグソーパズル)、sopa de letras(ワードサーチパズル) などがあります。sudokuという言葉は、2012年にRAE(スペイン王立アカデミー)の辞書に新しく加わりました。
「編む」はスペイン語でtejerと言います 。さてここで問題です!「髪の毛を編む?」はスペイン語で何と言うでしょう? 答えは、tejer el peloではなく、hacer trenzas、もしくはtrenzar el pelo と言います。
「かじる」という動詞を和西辞書で調べてみると、morderの他に、roerも出てきますが違いは分かりますか?roerは、リスがかりかり木を噛んでいるような、歯がちょこちょこ触れ合うようなイメージです。一方、morderはしっかり噛む感じです。スペインでは、男子テニス選手のラファエル・ナダルさんが、優勝するとメダルはもちろん、トロフォーもかじることで有名です。
カナリア諸島には7つの島がありますが、今回火山が噴火したのは「ラ・パルマ島」です。その隣の隣の隣にある島は、「ラス・パルマス」県にある「グランカナリア島」。最大都市の名前は「ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア」と言います。これだけでも似たような名前が沢山出てきますね(泣)。さらに、グランカナリア島には”マスパルマス”という都市があり、ちゃんと聞いてないと”ラス・パルマス”と間違えそうです。「ラ・パルマ島」で火山の噴火が起きた当初、島の名前が間違えて報道されたり、他の島の写真を載せていた新聞が多かったそうです。スペイン人でも間違える位だから日本人の私達がごんがらがるのは普通にアリアリですよね(苦笑)。
この発表を受けて従業員たちが銀行に対してストライキを行いましたが、そこで掲げられたプラカードのメッセージをいくつか紹介します。¡NO A LOS DESPIDOS EN BBVA!(BBVA銀行の解雇 反対!)、BONUS DIRECTIVOS 158000000(経営者のボーナスは158000000ユーロ)、¿Dónde se han quedado tus valores?(あなたのモラルはどこにある?)。また支店が閉鎖されたことで勤務地が遠くなった従業員はこんなメッセージを。¿QUÉ CONCILIACIÓN FAMILIAR 150 KMS PUEDE AGUANTAR?(150キロも離れた勤務地、家族たちとの繋がりはどうなる?)。
tunear は、自分の好みに合うように変えることを意味する動詞で、車やトラック、バイクなどの乗り物に使われることが多いです。スペインでも車に装飾を加える人がいるので、そのような車をcoche tuneado(自分好みに変えた車)と言います。ちなみに、デコトラなので、そのまま“camión decorado” と言えるかどうかですが、これはちょっと変ですね。これだと中に素敵なソファーとシャンデリアがあるような豪華トラックをイメージしてしまいます。それから、自分好みにデコレーションした携帯電話は、móvil personalizadoと言います。話がどんどんそれてしまいましたが(笑)、「スペイン語で何と言うんだろう?」と考えるのは楽しいですね。