旅して発見!

スペイン旅行

時間通りに来なくても驚かない?!
場所はスペイン北部のパレンシア駅。私は19:15発サンタンデール行きの列車を待っていたのですが…おや?時間になっても電車が来ない!すかさず電光掲示板の時計と自分の腕時計を確認。どちらも合っているということは事故?それとももう行ってしまった!?数分の間に色々な不安が頭をよぎって、辺りをキョロキョロする私。ですが、そんな気持ちをよそに、3~4分後に電車がのんびり到着したのでした。ホームにいた人たちは急ぎ足でもなく当たり前に電車へ乗り込んで行きました。これが日本だったら間違いなく駅員さんがアナウンスで謝罪するだろうけど、もしかしたらスペインではこれくらい遅れた内に入らないのかも知れません。ゆったり時間が流れるスペインで、数分遅れたって何てことないさ!とほっこり気分になったのを覚えています。

何事もなかったようにゆっくりと近づく電車(笑)。でもちゃんと来てくれてありがとう。
日曜市の下着売り場
こちらは、スペインサラマンカの日曜市の様子です。これまで新宿・花園神社の骨董市や文化祭のバザーなんかに行ったことがありましたが、こんなのは初めて!というのも、地面にドーンと物が無造作に置かれているんです。歩いている最中、どうしても視線は地面ばかりにいってしまう(笑)。何かの入れ物に入れた方が片付けも簡単そうなのに、なんでわざわざ地面に並べるんだろう?かえって大変じゃない?なんて思いながらふと上を見ると、今後はドーンと空一面に女性の下着が…!吊るされているためか、ものすごい存在感です。「これって、子どもに見せてもいいのかな…? スペインの親子連れはどんな感じでこの前を歩くんだろう?私が子どもだったら、お父さんと一緒に市場に来るのはちょっと恥ずかしいかも…。そもそも、なんでこんなに女性の下着が?」。並べられていた商品よりも、そんなどうでもいいことばかり気になってしまった日曜市散策でした。

片付け大変だろうなぁ…視線は地面に釘付け!

こちらも無造作に置かれたお人形さんたち。

ふと上を見上げたら空一面に女性の下着!上も下もスゴイことになってるぞ。
どうやって食べるの日本の柿?!
日本の柿はスペインで「caqui」と呼ばれています。スペインのスーパーや市場で売られいるとはいえ、日本人ほどまだ馴染みのある果物ではないようです。ところが、バレンシアのレストランのデザートメニューにも日本の柿があったので「珍しいなあ」と思い、早速注文してみました。てっきりひと口サイズに切り分けられた柿が出てくるとばかり思っていたのですが、運ばれてきたのはなんと皿に乗った「丸ごとの柿」。そして、隣にはナイフとフォークが…!どうやら、ナイフとフォークを使って食べるのがスペイン流のようです。さて、どうしよう。食べ方が分からない。丸ごとの柿とナイフとフォーク。そして微動だにできない私。食べ方を攻略できずに固まっていると、一緒に来ていたスペイン人の友人が「こうやって剥くんだよ」と上手にナイフを使い、ヘタを取ってくれました。スペインではトロっと熟した柿が好まれていて、ナイフを使えば簡単にヘタを取ることができました。後はフォークかスプーンですくうようにして食べます。一気に緊張が解けたせいか、思った以上に柿が甘く感じられました。見た目はカリカリしてそうだけど、中はかなり熟していて柔らかい。スペインの友人がいなかったら、きっとナイフを包丁代わりに、お皿をまな板代わりにして、日本流で皮を剥いていただろうな。
カガネールの意味は排便人形?!
スペインのカタルーニャ地方でクリスマスに飾られる人形「カガネール」。
日本語で訳すと「排便人形」というビックリなネーミングですが、翌年の豊穣や繁栄を祈る伝統的な人形で、毎年11月末から始まるクリスマスマーケットで販売されています。こちらの人形、スペインの有名人から政治家、皇室ファミリー、世界の著名人そして今年話題になった人が並べられるようです。今年は一体誰が並べられるんでしょうね? 考えるだけでも、ちょっとワクワク、そしてニヤニヤしそうです。でも、「排便」なんて名前が付けられた人形のモデルに政治家や皇室ファミリーを選んで大丈夫なんでしょうか?スペインの宮内庁みたいな所、文句言わないのかなぁ…。そんなことを思いながら当時のスペイン首相のカガネールをひとつ勇気を出して手に取り、お土産に買って帰りました。バルセロナ・カテドラル広場のクリスマスマーケット。オーナメントやオモチャが所狭しと並んでいました。便は土壌を豊かにする→つまり”豊作をもたらす縁起が良いもの”だそうです。スペインのサッカー選手や政治家から世界的な著名人までをモデルにしたカガネール(排便人形)が売られていました。
スペインの長い1日
1日が長いスペイン 夏休みを利用して、スペイン・マドリードの語学学校へ。 午後のクラスだったので、授業が終わるころにはいつも夜の20時を回っていました。それなのに、外はまるで昼間のような明るさ!時計を見なかったら、昼だと錯覚してしまうくらいです。 この時期のスペインの気温は40度くらいでかなり暑いので、クラスメートと学校前の木陰のベンチに座っていたらあっという間に21時なんてこともざらでした。このくらいからだんだんと日が暮れて、気温も下がってくるので、スペイン人の友人との夕食の待ち合わせは大体22時ころ。夕食が終わったら「あれ?もう24時?」なんてことも珍しくありませんでした。さらに驚いたのは、この時間に子連れのファミリーが外出していて、子どもたちがボール遊びをしたり、走り回っているんです!。小さいころはよく真夜中に「早く寝なさい!」と怒られていたものです。 真夜中にボール遊びをしても怒られない(というか親も一緒に夜遊びしてる!)時間軸を、子どもの頃に経験してみたかった…。そんな風に思いながらスペインの夜は更けていったのでした。
授業後は語学学校前の公園で涼んでいました。20時だとは思えない明るさです。深夜に子連れのファミリーを見かけることも普通にアリます。音楽に合わせて踊る人たち。見ている側も楽しくなりますね。

リベラルテについて

東京・四谷のスペイン語教室「Liberarte(リベラルテ)」では、2000年にオープンした情報サイト”スペイン語情報ひろば”を作り替え、22年ぶりに全面リニューアルしました。ここでは、スペイン語学習者に向けて、新しいスタイルを組み込みながら勉強に役立つ情報や手引きを発信しています。また、リベラルテの講師や生徒さんにも幅広く制作に加わってもらうことで生の声を取り入れ、生きた情報発信の場になることを目指しています。語学の習得は一朝一夜には行きませんが、学習の過程で「スペイン語の勉強は楽しいな!」と感じられる瞬間をいつも提供していきたいと思っています。

スペイン語教室「Liberarte(リベラルテ)」編集部一同。
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